こんにちは、もとしです。
「最近知人からどうやって海外駐在員になったの??」
こんな質問をよくいただきます。
今回の記事では、20代で海外駐在員になれた僕の経験とポイントをシェアしたいと思います。あくまで勤め先によって条件は異なりますので、参考程度にして頂ければ幸いです。
※補足
僕は入社5年目の27歳の頃からマレーシアで駐在員をしております。
前提条件
僕の勤め先はこんな感じです。大手と比較すると中堅規模のメーカーとなります。
関西本社
東証一部上場
中堅メーカー
海外売上比率は約6割
海外駐在員になる確率を高めるポイントについて
少しでも若いうちに海外駐在員になるために実践してきたポイントは7つあります。
大手企業を避けた
就活ではメガバンク、保険関係、総合商社、大手メーカーなど名前の知れた会社はとにかく避けました。
自分がそもそも大手企業に就職できたかは不明ですが・・・
狙いとしては優秀な人材が集まる集団での競争原理は勝てる確率が下がると考えていたからです。
もちろん大手に入社することで目先の給与が保証されるかもしれませんが、僕は早く海外でのビジネス経験を積みたかったのでこの観点で就活をしました。
ニッチな企業を狙う
世間一般的に名前が知られていないB2B企業には、世界的にもシェアが高い優良企業がたくさんあります。
要は日本に存在する400万弱の企業の中でも、ニッチな隠れ優良企業を探しておりました。
「世界シェアNo.1」みたいな企業はものすごい技術をもっていたりします。
海外拠点数や海外売上比率も大切
海外駐在員を出向させるには、海外拠点を保有していることが大前提となります。
なるべく海外売上比率が高く、拠点数の多い企業を選ぶことで駐在員の枠は多い訳です。
僕の場合は営業志望でしたので、どこの国に販売拠点があるかはチェックしていました。
具体的には東南アジアを狙って販売拠点を有する企業を探していました。結果的にマレーシアに今いるので狙い通りかと…
四の五の言わずに実績を出して信用の積み上げ
これまで入社前のお話でしたが、ここから入社後の話になります。
とにかく社内での実績や信用の積上げに全力で取り組んでいました。極端な話、自分がしたくない仕事でも泥臭くやり抜く感じです。
「大学時代に英語を学んでいたから入社したらすぐに海外駐在したい」と思う方は少なくないと思います。
僕個人の意見ですが、実績や信用が積み上がっていない入社1.2年目の社員を駐在に出すケースは本当にレアケースだと思います。
駐在員1人を派遣するのに年間数千万のコストが発生すると言われており、会社としても「この人間であれば現地でも結果を出せる」と思う人材を派遣します。
駐在に導いてくれる上司を見つける
現役駐在員は定期的に一時帰国というものがあります。(会社規定で年に1回とか)
僕は本社勤務だったこともあり、一時帰国されている方とよく顔を合わせることができました。社内人事は人の評価要素も大きいです。
既に社内で駐在員として活躍されている方々は当然それ相応の信用を獲得されている訳であり、自分をアピールしておいて損は無いです。
必ず「だれだれを引っ張りたい」みたいな会話はどこかしらありますからね。
海外駐在したいキャラクターを確立させる
ことあるごとに駐在したい意思を公言し続けることが大切だと思います。
英語ができる、できないは一旦忘れてもいいと思います。現地に行って詰め込んでも何とかなります。
まずは周囲の人間に対して、自分は海外でこんなことに取り組んでみたい。
そんなビックマウスを吐き続けると、その内キャラクターが確立されていき、チャンスが降ってくる確率は高くなると思います。
社内の人事希望はしっかりと伝える
僕の勤め先には入社時から年1回の人事希望を申請する制度がありました。
これは確実に人事部が目にする資料となりますので、新人なりに海外でのビジネス展開のアイデアを盛り込み、毎年申請していました。
結果的に入社5年目の27歳の時にマレーシア駐在が決まりました。
まとめ
たくさん書いてきましたが、まとめると。
・ニッチな優良企業を狙い、競争原理は避ける
・若いうちの駐在はまず実績、信用の積み重ねが大切
・自分は海外で働くんだ!と周囲へ公言し続ける
記事を書いていても思いましたが、なんか泥臭いことばかりですよね?
20代のキャリアは経験値を積む上でとても大切な時期だと思います。
正直その時期に4年も5年も働いているのに海外駐在のチャンスが回ってこない話もよく聞きます。
万人に権利がある訳ではありませんが、少しでも可能性をたぐり寄せるには泥臭く戦うことは必須だと思います。
また別の記事でも紹介させて頂きますが、海外で働く魅力は計り知れません。
一人でも多くの若い人材が海外で活躍することで、日本の競争力は高まっていくと思います。そんな一役を担えると、仕事のやりがいも計り知れないと感じます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。